「カラーをお願いしますっ」という予約はよく頂くのですが、一口にカラーと言っても
実は色々あるのです。
そこで大まかに分類、少しでも参考になればと。
☆ヘアカラー
「カラーしたいなぁ」との場合は、このヘアカラーのことを言うことが多いと
思います。1剤と2剤を混ぜて反応させ、黒い髪も明るくしながら色味を入れ
たり、明るい髪を色を入れて落ち着かせたりなどが可能。
しかし、カラー剤に含まれる(ジアミンという)物質は、人によっては「かぶれ」
などのアレルギーを起こす場合も。やり方や頻度にもよりますが、髪を傷めること
もあります。傷んでいる髪ほど、色味はスグに抜けていっていまいます。
明るい金色や、さらに明るく色を抜いていく「脱色」もヘアカラーの分類に一般的
には入ります。(詳しくは省きます)
☆ヘアマニキュア
かぶれの心配やダメージの心配がないカラー。しかし髪の毛の表面につくタイプ
の為に、黒い髪を明るくする効果はありません。主に既に明るくなっている髪や、
白髪の部分に色が入ります。
ただし、頭皮につくと落ちにくい為、地肌から数ミリは色が塗れません(地肌に
つかないように塗る為)。ヘアカラーと違い傷んでいる部分ほど色が残ります。
☆ヘナなどの植物染料カラー
ヘアマニキュアと同じく、髪を明るくする力はありませんが、ヘアマニキュアと
違い、頭皮にべったり塗ることが可能。ヘナの場合は頭皮もキレイにする効果も。
ヘナは髪の毛のタンパク質と絡み合う性質のため、色味の変化は困難です。傷んで
いる部分ほど「キシキシ」すると感じる場合も。
そして植物なので、採れる時期や産地で色が異なったり、染まるまでの放置時間
は長めです。天然タイプの物は色味に限界がありますが、染料の入っている物は
暗くすることも可。その染料がヘアカラーの染料の場合は、「かぶれる人はカブレ
ます」。別の染料で暗くしている場合もあるので、しっかりと何で色味を入れて
いるかを教えてもらって(知って)からが安心です。
美容室での施術としては、大きく分けるとこの3つがカラーになりますが、それぞれ
一長一短がありますので、分からない場合はよく相談してみて下さいね。