同じカラー剤で染めても、白髪と黒髪の仕上がりは違い、髪の色を明るくするほど、白髪は染まらなくなっていきます。
「髪の色は明るくしたい、でも白髪も隠したい」そんな声をよく聞きますので、明るい色でもより白髪が染まるよう、実験してみました。
白い毛束をヘアカラーで染める
実験1と
黒い髪の毛をへアカラーで染める
実験2。
実験結果、1と2。
これらの実験結果をどんな場合に使うのか?それは
白髪と黒髪がまばらにある場合です。
こちら客様、髪の毛が水をはじきやすい撥水毛でして、しっかりした硬めの髪質です。
明るくしたい要望があったとすると、明るくなりにくい髪の毛ですので、希望よりも少し明るめのカラー剤を選択し塗布します。そうなると、白髪の部分は、ほぼ染まらないことに。
白髪を気にしなければいいのですが、白髪も少しは染まりたいっ。そんな場合には実験のような内容を使います。
写真のように(イメージ)
実験1と2の感じで、ヘアカラーの1剤(と水)を白髪部分を拾って塗っておきます。この場合、なるべく白髪だけを拾うのですが、黒髪にも1剤はつきます。でも
実験2のように、あらかじめ少し暗めのヘアカラーの1剤がついても、黒髪は明るくなります。
その後、全体的に予定していたヘアカラー剤を塗っていきます。
すると、黒髪は明るくなり、白髪部分は
何もしないよりは、やや染まるのです。
白髪をきっちり染めるのは、もともと明るいカラー剤を選択するので難しいですが、それでも多少は白髪がカバーできるかと。
説明が長くなりましたが、ヘアカラーで必要な場合は、酒井はこの「あらかじめ白髪に少し暗いヘアカラーの1剤と水を塗ってから、全体染め」(名前が長いので、プレピグ)をしたりもします。
そこまでこの技術を使うケースは多くないのですが、ケースバイケースですので、「明るくしたいけど、なんだかここの白髪だけ気になる」。そんな場合は相談下さいませ。
気になる白髪の量ではまた違った対処法もあります。気になることは、せっかくですから遠慮なくどうぞっ。
※プレピグ=プレ・ピグメンテーション(予備染色、前もって染料を入れておくこと)
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