ヘアカラーのしくみ

ヘアカラー（ヘアマニキュアやハーブカラーではありません）の仕組みの話。

美容室のカラー剤もドラッグストアなどで買えるカラー剤も、
内容成分や染料などによって特性は変わりますが、しくみは同じです。

美容室のでは１剤と２剤をミックスしてヘアカラー剤をつくります。
ホームカラー剤は「ブシュー」っとするとミックスされた物が出てきたりと形は様々ですが、
もともと（容器の中）は１剤と２剤に分かれています。

でもそもそも１剤、２剤とは何から出来ているのでしょうか？

簡単な説明ですが、

１剤　酸化染料･･･ヘアカラーの色のもと
　　　アルカリ剤･･･髪の膨潤（キューティクルを開いて、染料が中に入りやすくする）
　　　　　　　　　 メラニン色素を分解（髪を明るくする）

２剤　酸化剤（過酸化水素）･･･１剤のアルカリ剤と反応して髪を明るくし、
　　　　　　　　　　　　　　　染料と反応して色の定着効果
 
 
　　　　　
この１剤、２剤を混ぜた物を髪に塗ると
　　　　　　　　↓

１剤のアルカリによってキューティクルが開き、
酸化染料が髪の内部に入る
　　　　　　　　　　↓
　　　
・１剤と２剤を混ぜると発生する「酵素」がメラニン色素を分解し脱色
・同時に酸化染料が発色
　２剤の過酸化水素の力で染料がくっついて（酸化重合）大きくなり、
　外にでにくくなる

サラッと書いたイラストで下手で申し訳ないのですが、
簡単にカラーのしくみ説明でした。


ヘアカラーをした後は、
シャンプーをするとカラー剤は取れますが、
髪はアルカリの状態となっています。
通常は弱酸性でそこが１番髪にいい状態です。
→髪とPH

禅ではそれを通常の状態に戻し髪を安定させていますが、
ホームカラーでは戻るまでに数日時間がかかります。
髪がアルカリに傾いていると傷みやすく色も抜けやすくなります。

ヘアカラーをした後は（特にホームカラー）、
・トリートメントをしっかりする
・シャンプーも髪を優しい物を使う
・タオルで拭くのも優しく
・しっかり乾かす
など家でもできることはあります。
カラーを塗って時間を置いて終了ではなく、
その後１週間は髪にいいことをして、
いい髪の状態を目指しましょう〜。


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